本園は51年目を迎え、多くの子どもたちを世に送り出しました。
地域の皆様、卒園児やそのご家族の方々のご支援があったからこそと、日々感謝しております。
今の子どもたちに何をしてあげられるかと、幼稚園や社会を振り返り考えてみると、
『いっぱい遊んで!いっぱい感じて!いっぱい笑おう!』
というスローガンになりました。
園では、より以上に『心の保育』を行っていこうと考えています。
『心の保育』とひと言で言いますが、どうしたらよいか、私の経験・体験から、
『共に遊ぶこと』・『共に考えること』・『共に感動すること』・『共に触れ合うこと』
だと思います。
富士塚幼稚園を信頼して、預けてくださる保護者の方々や子どもたちのために、 職員も新たな気持ちで、一層努力して参ります。
平成29年6月
鈴野 茂男
子どもはお母さんから生まれ、赤ちゃんの時代・乳児の時代をへて、幼児期(3~5歳)を迎えます。
この時期の子どもたちは心も身体もめざましい成長を遂げていき、 昨日までお母さんに甘え頼っていた子が急にお兄さん・お姉さんみたいになったり、 周囲の物事や現象に対して知的好奇心(興味や関心)を持ち始めるのもこの時期です。
何よりも大切なことに『心の成長』があります。
心の成長の中に情緒面があり美しいものに感動したり、相手の気持ちを思いやる優しい心等が育ちます。 また、集団生活の中で我慢をすることやルールを覚えていきます。
家庭では自分のおもちゃなら好きな時に好きなように遊べますが、幼稚園では友達と分け合ったり、順番を守ったりする態度が身につきます。
そして、いろいろな体験や経験を通してやる気・自信・友達関係の広がりなどがかわります。
例えば、縄跳びが上手なのでみんなの前で『○○くん、縄跳びが上手なんだよ!』とほめてあげることで、よりやる気を出したり、自信へとつながったり、いつもの自分を出せるようになったりします。
お子様が家庭の次に初めて出会う小さな社会、それが幼稚園なのです。